2019年度入試だけでなく、2018年度入試もみていきます。
2018年度入試の平塚江南高校の倍率は1.29倍でした。
2019年度入試の1.11倍と比べると若干高く出ているため、合格者と不合格者の比較がしやすくなるかもしれません。
それではみていきましょう。
平塚江南高校 合格者平均点
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 | 特色 | |
2018年度 | 85.6 | 76.3 | 85.1 | 73.1 | 66.9 | 387.0 | 74.38 |
2017年度 | 82.3 | 81.3 | 91.4 | 73.7 | 80.4 | 409.1 | 86.56 |
2016年度 | 72.2 | 69.3 | 83.3 | 75.7 | 85.4 | 385.9 | 72.40 |
平塚江南高校の合格者平均点です。
2017年度入試はマーク式に変わったためか、平均点が上がりました。
これはどの高校においても同じことですね。
2016年度入試と2018年度入試の合計点を見ると380点以上を推移していますので、入試対策をする上ではこれを目安にしていきましょう。
平塚江南高校 合格者内申平均点
中2 | 中3 | 合計 | |
2018年度 | 39.4 | 82.0 | 121.5 |
2017年度 | 40.1 | 83.0 | 123.0 |
2016年度 | 40.0 | 82.7 | 122.7 |
平塚江南高校の合格者内申平均点です。
中学2年生で40前後、中学3年生で82となっています。
合計は121以上ですね。
逆転合格した受験生
中2 | 中3 | 合計 |
学力 検査 |
面接 |
特色 検査 |
|
A | 36 | 82 | 118 | 395 | 100 | 50 |
B | 34 | 72 | 106 | 400 | 100 | 75 |
C | 29 | 68 | 97 | 393 | 94 | 75 |
上記の内申平均点を下回った状態からの逆転劇についてみていきましょう。
内申平均点が121のなかで110を下回る場合、非常に厳しい戦いになることはいうまでもありません。
中学2年+3年の内申合計で110を切ってしまう場合は、二次選考枠を争う戦いも覚悟しなければなりません。
Aさん
Aさんは中学2年次の内申が36でしたが、中学3年次に成績をあげたことで、内申のハンデを大きく負うことはありませんでした。
中学3年生の内申は2倍されますから、ここで平均に並んだのは精神的にも大きな安心材料になったのではないでしょうか。
結果的に中学2年次に負ったハンデのみですんだ形となりました。
学力検査得点は395点と高いですが、特色検査で50点と低く出ています。
ですが、その特色検査を補うだけのものが、学力検査にあるわけです。
平塚江南高校のS値比率は以下の表の通りです。
一次選考 | 二次選考 | |||||||
調査書 |
学力 検査 |
面接 |
特色 検査 |
学力 検査 |
面接 |
特色 検査 |
||
平塚江南高校 | 3 | 5 | 2 | 1 | 8 | 2 | 1 |
学力検査得点は5倍になるので、単純計算で10点が50点分になります。
それに対し、特色検査得点は1倍なので、10点は10点のまま。
どちらに力を入れた方が良いかは一目瞭然ですね。
特色検査で多少こけても、5教科でしっかり得点できるようにしておくことが大事だということがわかります。
Bさん
Bさんは内申合計点106と、平均121.5に比べると不安が残る点数です。
しかし、学力検査400点と平均点を大きく上回っています。
Aさんの395点も高かったですが、この5点の差はS値比率を加味して25点の差になっているわけです。
Aさんとは、S値比率を加味した内申点では24点差で負けていましたが、この学力検査で逆転していることになります。
特色検査を考慮すると、26点上回ったことになっています。
Cさん
Cさんの内申は、正直なところ平塚江南高校を受験するにはチャレンジすぎる点数です。
二次選考合格狙いの受験だったことに間違いはないでしょう。
二次選考枠は募集定員の10%。わずか30人程度です。
二次選考になると、調査書の評価がなくなり学力検査得点は8倍になります。
Cさんの模試偏差値は平均63.5。
平塚江南高校合格者の平均偏差値よりも若干低いですが、模試の判定や入試対策での得点力から合格の可能性を見出して受験したことでしょう。
内申が平均点以上の不合格例
次に内申が平塚江南高校合格者平均点以上だった生徒で、不合格になってしまった例を見てみましょう。
中2 | 中3 | 合計 |
学力 検査 |
面接 |
特色 検査 |
模試 偏差 |
|
D | 43 | 88 | 131 | 322 | 100 | 70 | 59.3 |
E | 42 | 80 | 122 | 363 | 100 | 55 | 61.2 |
Dさん
Dさんの内申点は平均の121.5を大きく上回る131でした。
しかし、学力検査で322点と奮わず、合格にはなりませんでした。
特色検査は70点と平均点に達してはいませんが、それほど低い点数でもありません。
実際50点で合格したAさんがいますからね。
Dさんは模試の平均偏差値59.3と、平塚江南高校合格者の平均偏差値よりもかなり下回っています。
内申が良かったため上位の私立の確約も取れていたようで、平塚江南高校はチャレンジ受験だったのかもしれませんね。
しかし、進学した私立高校では厳しい戦いが続くかもしれません。
Eさん
Eさんの内申は122と、合格者平均と同じぐらいでした。
学力検査と特色検査が共に大きく平均点を下回ってしまっていたために、合格にはなりませんでした。
Eさんと同じぐらいの内申、学力検査得点で合格になっている例は下記の通り。
中2 | 中3 | 合計 |
学力 検査 |
面接 |
特色 検査 |
||
E | 否 | 42 | 80 | 122 |
363 |
100 |
55 |
F | 合 | 40 | 82 | 122 | 360 | 100 | 75 |
G | 合 | 38 | 84 | 122 | 365 | 99 | 80 |
特色検査で75点以上とっている生徒でした。
こういうデータを見てしまうと、「やっぱり特色にも力を入れないと!」と思ってしまいますよね。
しかし、やはり優先順位としては5教科の得点力です。
もう一度確認しておきますが、学力検査得点のS値比率は一次選考で5倍、二次選考で8倍です。
方や特色検査得点のS値比率は一次選考で1倍、二次選考でも1倍です。
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