歴史は問を通して知識の確認
問3は古代~近代の歴史、問4は近代~現代の歴史です。
歴史には流れがあります。ですので、的を絞って勉強するには不向きです。
問3の問題をすべて通して、もしくは問4の問題すべて通して知識の確認をしていくことをおすすめします。
ここで大事なことは、その問の答えだけでなく、答えにならなかった選択肢の知識もしっかりと頭に叩き込んでいくことです。
過去問の解答冊子には解説が載っています。
一つ一つの問とそれぞれの選択肢についての内容について、簡単にではありますが説明されていますので、しっかり目を通して知識を入れていきましょう。
さらに、それぞれの選択肢の内容について確認したら、これまで自分が使ってきたテキストで必ず確認をして下さい。
そうすることによって、その内容の関連知識を同時に取り入れることができます。
歴史の暗記は、連想ゲームのようにその人物や出来事から連想できる知識をどんどん頭の中で追っていくことで、知識の幅が広がると同時に深掘りもでき、結果的に膨大な量の知識を暗記できるようになっていくのです。
そうした勉強をしていくと、過去問を解いていく中であることに気づきます。
それは、以前解いた問題で出ていた選択肢の内容が、再度出てきているということです。
テキストは辞書として使う
過去問の解答冊子には解説が載っています。
一つ一つの問のそれぞれの選択肢の内容について、簡単にではありますが説明されていますので、しっかり目を通して知識を入れていきましょう。
さらに、それぞれの選択肢の内容について確認したら、これまで自分が使ってきたテキストで必ず確認をして下さい。
そうすることによって、その内容の関連知識を同時に取り入れることができます。
この時にマーカーでラインを引いておくと、また別の問題や同じ知識を確認する時に目にすることが必ずあります。
その回数が増えていくだけでも、効果はあるはずです。
歴史は連想ゲーム形式で暗記する
歴史の暗記は、連想ゲームのようにその人物や出来事から連想できる知識(年号・年代・同じ年に起こった出来事・それが起こった原因と結果など)をどんどん頭の中で追っていくことで、知識の幅が広がると同時に深掘りもでき、結果的に膨大な量の知識を暗記できるようになっていくのです。
例えば、過去問の年表や選択肢の中に日露戦争についての記載があったとします。
日露戦争から連想できる知識を引き出していく
日露戦争(1904年)
ポーツマス条約(1905年)
日清戦争(1894年)
下関条約(1895年)
ポーツマス条約と下関条約でどのような違いがあったか?
日清戦争(1894年)
日清戦争直前に日米修好通商条約の領事裁判権が撤廃(1894年)
日米修好通商条約の関税自主権が撤廃(1911年)
日米修好通商条約は日本とアメリカとの条約。
その他の日米条約は?
日米和親条約(1854年):江戸幕府とペリーが~。
日米修好通商条約(1858年):領事裁判権と関税自主権が~。
日米安全保障条約(1951年、1960年改):アメリカが日本の領地を~。
サンフランシスコ平和条約(1951年):日本と世界48カ国の間で結ばれた第2次世界大戦集結の~。
国交正常化のための条約について
サンフランシスコ平和条約(1951年)
日ソ共同宣言(1956年)
日韓基本条約(1965年)
日中共同声明(1972年)
セットがお得
いかがでしょうか。
歴史は連想ゲーム形式で暗記する。
そして、連想したときにその都度用語説明する癖をつけておくと、記述問題も正解できるようになります。
また、あらゆる知識をカテゴリー別にセットで覚えることも有効です。
上記のような日米条約というカテゴリー、国交正常化というカテゴリー、同年の出来事カテゴリーなどです。
その他、用語名が類似しているカテゴリーなどもあります。
「大日本帝国憲法と日本国憲法」
「国際連盟と国際連合」
「満州事変、五・一五事件と二・二六事件、五・四運動と三・一独立運動、米騒動」
それぞれ、何年の出来事でどんな内容・違いがあるのかを説明できるように練習して下さい。
一つ一つ単体で知識の確認をするのではなく、その問題から連想できるあらゆる知識をまとめて確認していくことを繰り返すと、これまでなんとなく合っていたり間違っていたりを繰り返していた問題が、確信を持って答えられるようになります。
これまでの学習で6~7割の正答率があるなら、9割を目指せます。
最後まで諦めず、頑張ってください。
藤沢市辻堂の塾 育秀会
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