苦手な社会を克服した方法
中学1年生の時、定期テストの社会で40点台から抜け出せない生徒がいました。
1年間通してすべて40点台です。
そんな自分に腹が立ったのか、他の科目は捨てて社会だけを勉強すると言い出しました。
(私はあまりおすすめしません。)
しかし、結果80点を取れました。
(もちろん、他の教科の点は下がりましたが・・・。)
それ以降、どれぐらい繰り返し勉強すれば80点台が取れるのかわかるようになったと言って、その生徒は中学2年生の間ずっと、他の教科の勉強もしっかりやりながら社会のテストでも80点を継続して取れるようになりました。
しかし、中学3年生になってからなかなか90点台を取れない自分に気づいたのです。
3年生になったこの時期に他の教科を捨てて社会に集中することは、内申点のことを考えられません。
ここからは量をこなす勉強ではなく、工夫する勉強が必要です。
今まではとにかく同じ問題を繰り返し解いていました。
でも、それだけでは90点を取れるようにならない。
これ以上時間を掛けることも、他の教科に影響します。
そこで考えたのは、自分で予想問題を作って、クラスのみんなに配ること。
その当時、購入したばかりのパソコンを使って、彼は社会の予想問題を自分で作ったのです。
参考にするのは教科書とノートと資料集だけ。
私からは、自分の持っている塾の問題集やテキストは使わないよう指示しました。
先生が出題しそうな問題を、先生の顔を思い浮かべながら考えたそうです。
自分だけでなく他の人も使うものだから、間違えた表現をしてはいけない。
何度も文字を打ち間違えていないか確認し、何度も修正してやっと完成させたそうです。
その予想問題は見事的中。
自己ベストの95点を叩き出したのです。
そして、クラスの平均点も上がったそうです。
生徒が教えてくれた成功要因
- 教科書や資料集を何度も読み返し、何が出題されやすいかじっくり考えたこと。
- 作成したものにミスがないか、何度もチェックしたこと。
自分のためだけなら、適当に作成していたかもしれません。
クラスのみんなのため、というところがすごいところ。
だからこその結果だと思います。
勉強法を変えてみるのも一つの手
これまでのテストで80点台はとっている。
でも、そこから90点台に伸びない。
このように悩んでいる生徒は、一度自分の勉強方法を見直してみるのも一つの手だと思います。
もちろん、あれも試してこれも試してと一貫性がないのも良くありません。
もし、勉強量をしっかりこなせているのであれば、自分の弱点を分析してポイントを抑えた勉強をしてみましょう。
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