小学5年生 算数の成績がアップ
1学期の成績
2学期の成績
3学期の成績
小学5年生のお子さんが成績表を持ってきてくれました。
算数が苦手で入塾し、少しずつ苦手意識を払拭して今回の成績でオール「できた」を取れたことを報告しにきてくれました。
小学5年生というと算数の学習内容が難しくなってきて、学校のテストでもなかなか良い点数が取れなくなってくる学年です。
特に、後半に習う割合の単元ではほとんどのお子さんが「むずかしい」と悩み、算数自体に苦手意識を持ち始めるところでもあります。
今回は、算数に苦手意識を持っていたお子さんが学年の後半でどうやってオール「できた」に成績を上げることができたのかご紹介します。
理由①小学4年生からやり直した
小学5年生になって塾を考えるようになったのは、やはりだんだんテストの点数が下がってきたからでした。
学校の授業もよくわからなくなっているようで、算数に苦手意識が芽生え始めていた頃でした。
学校の授業の内容を教えてもらいたいという希望もありましたが、それだとあまり効果がありません。結局は行き詰まってしまいます。なぜなら、小学4年生までに学習した範囲の中に、つまづきの原因があるからです。
まずは小学4年生のテキストを購入してもらい、一からやり直し。ではなく、基礎計算の単元を中心に復習を始めました。
理由②計算問題を徹底的に繰り返した
学年を遡って復習をするときに、全ての単元を復習する必要はありません。
そのお子さんがつまずいていたのは計算問題でしたので、小学4年生で習う計算問題のみ復習しました。
お子さんによって躓きの単元は違うと思います。これが、図形やその他の単元であればやるべきことは違ってきます。
やはり、小学4年生の計算ですので基本的には解けていました。
そして、保護者も児童もこう思うのです。
「分数の計算も小数の計算もできているから、大丈夫だと思うんだけど・・・。」と。
しかし、ここに保護者や子どもたちが見落としてしまう決定的なつまずきの原因があります。
今できている問題を徹底的にやり込んでいない。
問題が解けていたとして、その問題にどれだけ時間がかかっているのか。
素早く計算できるようになっているのか。
手が淀みなく動いているのか。
また、ミスすることなく解けているのか。
10問中2〜3問、20問中4問以上ミスがあるようなら、この先どこかでつまずくと思って良いと思います。
特に子どもたちは「ちょっとしたミス」と捉えてしまいがちですが、計算過程を書いているにしろ暗算でやっているにしろ結局は正確に処理しきれていない証拠です。
計算問題は正確に素早くが鉄則。
そこまで昇華させて、「できる」という状態と捉えてください。
そして、この小学5年生にはそれを徹底させました。
まずは正確に解くことからスタート。ミスがなくなるまで時間はあまり気にしなくて大丈夫です。
正確に解けるようになったら、今度は時間を設定。
これまで解いてきた中でかかった時間を目安に、少しだけ短い時間を設定します。
基本的には同じ問題を繰り返す練習で構いません。数字に慣れることも目的の一つ。同じ問題を繰り返すことによって、子どもたちは数字に慣れていき、そのうち考えずとも瞬時に回答を導き出せるようになっていきます。
理由③自信をつけて上げる
初めは学年を遡って学習することに抵抗を持つ保護者・児童が多いです。
しかし、急がば回れという言葉があるように、一見遠回りかもしれませんがそれが近道であることの方が多いです。
こういう場合は、最初と最新の出来具合の違いを見せて上げると良いのです。
ミスの数の違い。かかった時間の違い。
この2つを提示して上げると、子どもは自信をつけます。
それが次へのステップに繋がっていきます。
藤沢市辻堂の塾 湘南高校受験専門 育秀会
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