定期テストで点数アップした科目の勝因
数学 21点アップ 60点▶︎82点 |
社会 11点アップ 80点▶︎91点 |
今回、中学2年生が5科目300点台から412点に上がりました。
※入塾したばかりで記録がないため、前回の得点が概算ですが平均60点台です。
他の科目も平均点+20点ぐらいの点数は取れており、本人も今回のテストは前回よりも達成感を感じられたようです。
その中でも伸びが著しかった数学と社会に注目し、点数アップした要因を分析したいと思います。
この分析は、生徒本人が主体となって考えてもらい導き出したものです。
育秀会は「自立」が指導方針。塾の先生がなんでもやってあげるのではなく、生徒本人が考えて学んでいくスタイルです。
定期テストの結果から上手くいったことや上手くいかなかったことを分析して次に繋げるためには、生徒本人が考えなければ意味がありませんから。
それでは、その分析をしたいと思います。
数学が点数アップした要因
- 基礎計算は日々の授業と宿題でマスターした。
- テスト期間中は応用問題中心に演習を繰り返した。
今回の数学は、前回の中間テストに比べて難易度が上がる時期のテストです。
そんな中でテストの得点をあげるにはどうしたら良いかを、生徒本人と話し合いました。
定期テスト対策でも模試や入試対策でも、大事なことは対策テーマを持つこと。
今回、前回のテスト結果を踏まえた課題を浮き彫りにする作業を、夏期講習に入る段階で生徒面談を通して行いました。
そこででた数学の課題は、前回のテストで全範囲の十分な対策ができなかったこと。
これを克服するため、基本的なことは日々の授業と宿題でマスターしてしまい、テスト期間中に難問対策に集中できるようにしていたことが功を奏しました。
社会が点数アップした要因
- 記述問題の対策に集中する。
前回の定期テストでは記述問題がほとんど取れていなかったことが分かっていました。
そこで今回の社会のテスト勉強テーマは、記述問題を徹底的に繰り返し演習すること。
ただ、対策をし始めてすぐに気づいたことが…。
答えはなんとなく分かっているけど、どう書いて良いかが分からない。
これは、社会の記述に限らず理科の記述、数学の証明問題でもあるのではないでしょうか?
書くことが苦手な中学生は非常に多いと思います。そんな中学生たちにオススメしたいのは、模範解答を丸暗記すること。
書くこと、表現することに対して、自分の言葉で表現することが良いと思っている中学生や保護者の方が多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。
国語的表現力ができている中学生であれば、それで良いと思います。
しかし、そうでない中学生が自分の言葉で記述すると、話し言葉が多くなったり間違った表現をしてしまったりします。
模範解答は国語的表現力がしっかりしているので、それを真似ることで正しい表現の仕方が身につきます。
記述問題対策の注意点
①具体的な模範回答を真似る
ここで気をつけていただきたいのは、テキストによって簡易的な記述回答になっているものと具体的な記述回答になっているものがあることです。
回答が簡易的すぎると満点回答にならず減点される場合があるため、できる限り具体的な記述回答になっているものを真似る練習をすることをオススメします。
②最初は添削してもらう
記述問題の答えあわせは、先生にしてもらうことをオススメします。
自己採点だとどうしても正解基準が下がってしまいます。
対策は正しい回答の仕方を身に着けることが目的ですから、はじめのうちは正しい表現ができているか解答をチェックして貰いましょう。
③国語の記述は別
国語の記述問題に関しては、解答を真似る練習をするのではなく、答えの根拠が本文のどこにあるのか導き出せるようになることと、回答に必要なキーワードなどの要素がしっかり盛り込めるようになることが大切です。
これも、最初のうちはその要素が全て盛り込まれているかどうかを先生にチェックしてもらいましょう。
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