成績が上がらないお悩み一覧
- 定期テストの勉強はしているのに、点数が上がらない。
- 授業でもしっかり聞いているのに、成績が上がらない。
- 宿題はしっかりやっているのに、成績が上がらない。
以上のように、勉強はしっかりやっているはずなのに定期テストの点数が上がらないし、成績も伸びないとなやんでいる生徒や保護者は多いと思います。
だからと言って闇雲に勉強していても、やはり劇的な点数アップや成績アップは望めません。
しっかり自己分析して、今の自分に足りないことや課題を見つけ、改善していきましょう。
成績が上がらない理由とは?
勉強習慣がない。
小学生の時のテストではたくさん100点満点を取っていたのに、中学生になってからの定期テストの点数が上がらない。
むしろ下がっている。という方は多いと思います。
小学校のテストは問題数も少なく、範囲も狭いため、それほどテストの準備が大変ではありません。
そのため、授業をしっかり聞いて復習をしていれば、大抵のテストでいい点が取れます。
しかし、中学校の定期テストは範囲が広くなり、内容も難しくなっています。
その分、復習だけではなく反復学習が必要になります。
小学校の時と同じ感覚でテストを迎えてしまうと、悲惨なことになってしまいます。
定期テストで点数をあげようと考えたら、テスト対策期間の勉強量は増やさなければなりません。
その時に、集中力や勉強習慣などの学力の土台がしっかり作られていないと、それだけの勉強ができません。
たまに勉強習慣が身についていない状態で点数が上がることはありますが、次のテストで下がる可能性は高いです。
継続して点数をあげていくためには、自発的な勉強習慣を身につけることを意識して取り組むことが大切です。
成績が上がる勉強量を知らない。
以前、定期テストの5教科合計点数が320点ぐらいの生徒が入塾し、中学3年生になってからの定期テストでは450点以上を継続して取れるようになった生徒がいます。
保護者面談でお母様からお伺いした言葉が、「450点とる人はこれだけの勉強をしていたんだ。と娘が言っていました。」です。
「自分も勉強していないわけではないのに。」と思いながらも、なかなか点数が上がらないと悩んでいる生徒さんは、いつもと同じ勉強量ではなく、もう一踏ん張りしてみましょう。
最初は負担かもしれませんが、そのもう一踏ん張りが重なれば今以上の勉強量を当たり前にできるようになります。
取り組む問題の難易度も自然と難しくなり、テストの難問も正解できるようになって高得点が取れるようになっていきます。
宿題がやっつけ作業になっている。
400点をなかなか突破できない生徒のほとんどが、宿題を取り組む時の意識が低いです。
ちょっと厳しい言い方になってしまいましたが、これを改善できたら400点は突破できる生徒は多いはずです。
塾で出された宿題を、「提出するためにやる。」「先生に怒られないためにやる。」というような意識で取り組んでいれば、点数が上がることはありません。
しかし、現時点では「やるべきことはしっかりやる。」という意識が持てないから宿題を溜め込んでしまったり、直前にやっつけ作業的に取り組んだりしているのだと思います。
今の自分にとってその宿題が負担でしかないのなら、先生としっかり相談して調整してもらうなどする方法があります。
相談もなしに「やれませんでした。」では、叱られることでしょう。
しかし、ちゃんと相談すれば先生も考えてくれるはずです。
効果的な点数の上げ方とは?
勉強する習慣を身につける。
当たり前のことですが、勉強習慣を身につけることが第一優先です。
これができずに、多くの生徒や保護者が悩んでいることだと思いますが、一朝一夕では身につきません。
勉強習慣は生活習慣の一部です。
初めのうちは塾の宿題や学校の提出課題をすることで補う形となると思いますが、それで今までの成績を飛躍的にあげられるのであれば苦労しません。
では、勉強習慣があるお子さんたちは何が違うのか。
私は大きく2つあると思っています。
1つは、生活習慣が整っていること。
朝起きる時間や寝る時間、食事する時間やその他の様々な生活面で、規則正しい生活ができていることが挙げられます。
ですから、私は塾生の保護者の方には「勉強面は塾で責任を持って指導しますので、ご家庭では生活面を支えてあげてください。」と申し上げています。
それほどに、生活そのものがお子さんの勉強の基盤となるのです。
2つ目は、勉強する環境が整っていること。
お子さんが勉強する部屋は、自分の部屋ですか?リビングですか?それとも自習室でしょうか?
それはどこでも良いと思います。
一箇所に決めて勉強するお子さんもいれば、複数箇所使い分けて勉強するお子さんもいます。
大切なことは、その勉強する場所がきれいに整理整頓されているかどうかです。
部屋がきれいに掃除されているか。
机の上がきれいに整理整頓されているか。
スマホやゲーム機、TVなどの余計な誘惑物も別室にあった方が良いですね。
今やスマホで勉強動画を見ながら学習できる時代です。
しかし、お子さんにとってそれが必要がどうか。
けじめをつけて使い分けることができれば、手元にスマホがあっても良いと思います。
しかし、そうでないならスマホなしで勉強する環境を整えましょう。
問題を解く時は丁寧な字で書く。
字が汚くても定期テストで点数が取れるお子さんはたくさんいます。
しかし、お子さんがなかなか今の成績から点数が上がらないのであれば、字を丁寧に書くことを意識させることは非常に有効です。
字が下手なのと雑なのは違います。
また、字が上手いのと丁寧なのも違います。
字が下手でも一文字一文字を丁寧に書くことで、ミスが減り点数が上がります。
日々の勉強においても、内容理解や定着力は格段に上がるはずです。
字が雑=「宿題がやっつけ作業になっている」のと同じということです。
ノートはスペースを大きくとる
定期テストの点数が伸び悩むお子さんの中には、やはり「日々の学習ノートの使い方を改善すれば・・・」というお子さんがたくさんいます。
それほどにノートの書き方・使い方は大切です。
もし、隙間なくぎっしり文字を詰め込んで書いているようであれば、もう少しスペースを空けて書くように意識してみましょう。
余白を作って吹き出しメモや付箋メモをはるスペースにするなどの工夫をすると良いです。
上の写真は塾生の社会のノートです。
入塾前の写真がなく申し訳ないのですが、ノートの書き方をこれまでとは一新させて写真のような書き方にしていきました。
その後の定期テストでは点数が上がり、ノート評価もCからA゜に、内申点もアップしていました。
あなたは定期テスト勉強をするときに、授業内容を振り返るためにノートを見返したことはありませんか?
そしてその時、書いてあることは教科書と同じことばかりで、定期テスト対策にノートを活用しきれていないということがあったかと思います。
もちろん、私はあります。
ノートは授業内容を振り返るために書くものです。
しかし、授業中に先生が箇条書きした内容だけ書いても、その時の授業を思い出すことができませんよね?
そこで、ノートは先生が黒板に書いたことだけでなく、口頭で説明していたことや授業内容以外で上がった話題、その話を聞いて自分が思ったことなどをメモ書きしていくと良いです。
これは高校進学してからも使えるスキルです。
今このブログをご覧いただいてあまりイメージがわかない場合は、下記のリンクからノートの取り方の参考にしてみてください。
「ノートの取り方」
苦手科目にも時間をかける
多くの生徒が、自分で定期テスト対策をする時に好きな科目や得意科目ばかりに時間をかける傾向にあります。
しかし、好きな科目や得意科目は点数の伸び代が少ない科目で、5教科合計得点も伸びにくいです。
逆に、苦手科目や嫌いな科目は得点が低いですよね?
点数の伸び代が大きいのはこの苦手科目ですから、これに時間をかけて苦手を克服していくことで得点アップにつながります。
苦手科目だからこそ時間がかかるものですが、得意科目に変えることは可能です。
苦手科目に向き合う時期が早ければ早いほど、受験も有利になります。
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